生理痛を和らげる効果もある「布ナプキン」
ナプキンは肌に直接ふれるものです。通気性が悪かったりするとかぶれなどの肌トラブルを起こしてしまうため、身体に優しいナプキンを使用するようにしましょう。例えば、デリケートゾーンにふれる部分を天然素材にしたものならそれほど大きな負担にはなりません。オーガニックコットンでできた海外製のナプキンや、肌にふれる部分だけオーガニックコットンを使っている日本製のナプキンなど、色々な種類がありますが、最近認知度が高まっているのが「布ナプキン」です。
「布ナプキン」って何？
布ナプキンとは、柔らかい生地に経血を吸収させて使い捨てるナプキンとは違って繰り返し洗えるナプキンのことです。商品のほとんどが綿でできています。何度も買う必要が無いのでコスパがよく、使い捨てないためゴミも出ません。下着と同じ綿素材なので肌触りがいいのが特徴です。蒸れやすい夏でも通気性がいいため、かゆみやかぶれといった肌トラブルもほとんどありません。生理独特のにおいもなくなります。デザインもカラフルなので、愛用者が増えています。根拠には乏しいものの布ナプキンを使っている人の中には「生理痛が軽くなった」「経血量が減った」「期間が短くなった」など、生理そのものに対する変化を実感している人もいますよ。
ただ、洗濯がちょっと面倒なんですよね。一般的なナプキンと違って使用後に捨てることはできません。自宅に帰るまで持ち歩くことになるのでかさばるし、時間が経った経血の汚れはなかなか落ちないため専用の液につけ置きしなければなりません。それに、急に生理になった時に困ります。コンビニなどすぐに手に取れる場所では売ってないんです。
布ナプキンの種類
布ナプキンには、シンプルなプレーンタイプとクリックオンタイプの2つあります。
プレーンタイプは四角い布を細長く折りたたみ、ナプキンの真ん中部分を2～3枚重ねにして使います。防水布が使われていないので通気性がよく、低価格で洗濯後も早く乾きます。ですが、防水布がないため、小まめに交換しないと漏れることも…。また、しっかりと固定されていないのでズレ落ちてしまうこともあります。
一方、クリックオンタイプは、普通の羽根つきナプキンと同じような形です。ショーツに固定できるのでズレる心配はありません。1枚だけで使用できるものや中にパッドを入れて使うもの、薄型のもの、防水布が使われているものなど、種類も色々あるので使いやすいものを選ぶといいでしょう。価格は1枚1,000～3,000円程とプレーンタイプよりも高め。それに洗濯後も乾きにくく、ある程度の枚数が必要になるためコスパがいいとはいえません…。
