あまりにひどい場合は病気の可能性も
生理痛の痛みがあまりにひどい場合は月経困難症かもしれません。月経困難症には「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」の2種類あります。それぞれどのような症状なのか?また、どう治療していくのか?を詳しくまとめていますので、心当たりがある人は参考にしてみてくださいね。症状には個人差があるので中には治療が必要ないケースもあります。ですが、適切に治療するためには病院を受診して、症状に見合った薬を処方してもらわなければなりません。症状がひどくなる前に、早めに病院の受診を!
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機能性月経困難症
機能性月経困難症とは、生理痛の原因となるプロスタグランジンが過剰に分泌して子宮を収縮させることによって頭痛や腹痛などの症状が現れる生理痛のことです。ここでは頭痛や腹痛をはじめ、機能性月経困難症のよくある症状を具体的に紹介します。まず多くの人が悩んでいるのが腹痛と腰痛です。プロスタグランジンが過剰に分泌することで子宮の血流が悪くなってしまうため、腹痛が起こったり、骨盤周辺の腰痛が起こったりするんですね。血流をよくするには身体を温めることが効果的ですよ。
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器質性月経困難症
子宮の病気が原因で生理痛になる場合もあります。器質性月経困難症といいますが、病気を原因としているため、病院を受診し適切な治療を受けなければ症状は改善しません。器質性月経困難症の原因とされているのが「子宮内膜症」「子宮筋腫」「子宮腺筋症」などです。中でも子宮内膜症は年々患者さんの数が増えており、20代前半の若い人たちも発症しています。子宮内膜症は生理の度に症状が進行するため、早い段階で病院を受診して治療することをおすすめします!