働く女子の悩みの種
女性にとって長いつき合いになる生理ですが、生理前後はイライラしたり、気分が落ち込んだり、頭痛や腹痛になったり、と心身に不調が出るので憂鬱な気分になる人も少なくありません。正常な生理周期は25日~38日ですが、ストレスがたまっていたり、生活リズムが崩れたりしていると、この周期が崩れてしまうことがあります。特に、夜勤がある看護師は生活リズムが崩れやすいため生理不順になりやすいんです。また、看護師の制服は白衣ですが生理時は経血が漏れて白衣を汚してしまうのではないかと緊張している人もいます。
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看護師は生理不順になりやすい?
看護師は生理不順になりやすいといわれていますが、それは夜勤が基本業務に組み込まれているからです。寝るべき時間に寝ないで働くと生活リズムが狂ってしまうため心身に大きな影響を与えてしまうんですね。生理周期は生理がはじまった日から次の生理がはじまる前日までの日数をカウントします。この日数が25日~38日であれば問題ありませんが、それよりも短かったり、長かったりしたら周期は乱れているということになります。2ヵ月以上その状態が続くようなら何らかの病気の可能性もあるため、病院を受診しましょう。
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PMSに悩まされている人も多い
生理による不調は生理中にだけ起こるものではありません。生理がはじまる3~10日前から起こることもあります。生理前に起こる精神的・身体的不調のことをPMS(月経前症候群)といいます。PMSを経験している女性は非常に多いのですが、男性の認知度は低くまだまだ理解されていないんですね。PMSになる原因ははっきりとは分かっていませんが、ホルモンバランスの変化が疑われています。また、カフェインやアルコール、喫煙はPMSを悪化させるといわれているので、PMSに悩んでいる人は控えてくださいね。
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「白衣の天使」だからこそ心配なのは…
看護師の生理の悩みといえば白衣の汚れです。看護師は清潔感を表す白衣を着てるので、経血が漏れて汚れていると非常に目立ちます。漏れないようにするためには小まめにナプキンを取り換える必要がありますが、業務に追われているとトイレに行く時間もなかなか取れませんよね。そんな時に安心なのが夜用のナプキン。昼用に比べて吸収量が多くサイズも大きめなので漏れるリスクが少なくなります。また、白衣の上にカーディガンを羽織ってお尻をガードするのもおすすめ!ネイビーなどの濃い色なら経血汚れも目立ちませんよ。
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痛みが辛くても我慢?
生理中は頭痛や腹痛などが起こりやすくなりますが、それはプロスタグランジンというホルモンの過剰分泌や子宮の未成熟、冷えなどが原因です。生理痛を和らげるにはゆっくりと休息することが大切ですが、看護師は座って行う業務が少なく立ちっぱなしでいることも多いため、痛みを和らげるどころか血流を悪くしてさらに痛みが強くなりやすい環境で働いています。ですが、まったく仕事ができないという状況ではないので我慢して仕事を続ける人が多いんですね…。